- エルドーラード(黄金)伝説を探しに!
「多彩な顔を持つ南米の大国」コロンビア
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「多彩な顔を持つ南米の大国」コロンビア
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「多彩な顔を持つ南米の大国」コロンビア
人口約770万人のコロンビアの首都。
旧市街にはカフェが多くや美術館や博物館等がある。特にカンデラリア地区には、古い街並みの中にカラフルな壁の家が混在し歩いているだけで楽しむことができる。モンセラ-テの丘にはロ-プウェイ、ケ-ブルカ-、徒歩で行くことができ、丘の上には、教会・レストラン・土産物があり、ボゴタ市内が一望できる。
ボゴタから車で約1時間の距離にある近郊のシパキラには、岩窟の広い空間の中に幻想的な塩の教会がある。
カリブ地域有数のリゾ-ト地。旧市街は城壁に囲まれコロニアルな雰囲気でレストラン・ホテル等があり、
夜は広場でダンスや音楽の演奏を行っていることがある。
海沿いの半島の地域がボカグランデと呼ばれる新市街で、ビ-チ沿いにリゾ-トホテルが建ち並ぶ。
カルタヘナから車で約1時間半の距離には、泥温泉で有名なトトゥモ火山温泉がある。この泥温泉は
飛び込んでも下に足がつくことはなく、死海のように体が浮遊する。
変化に富んだ美しい自然と、黄金郷(エル・ドラード)伝説を生んだ優れたインディヘナ文化と、コロンビアは旅人を魅了する多彩な顔を持っている。さらにこの国の社会やここで生きる人々を深く見つめていくと、南米という世界がハッキリと見えてくる。
豊かさと貧しさ、陽気さと暗さ、支配と被支配、寛容と執念深さ。コロンビアを旅していると、こうした相反するものがひとつに収まっている姿をしばしば目にする。ひとりの人間のなかにも、真面目さといい加減さが同居し、自由の陰に保守的なこだわりが見え隠れする。
コロンビアという国は、南米世界の矛盾と混沌を重く引きずっている国だ。南米大陸の国々は、ヨーロッパによる侵略と略奪、支配といった暗い過去を乗り越えて誕生した。だが、反旗を翻した相手は、元をたどれば自らの祖国であったスペインだ。また、国内に目を向ければ、かつての征服者であった白人と被征服者であったインディヘナの血は混じり合い、ひとつになろうとしている。特にコロンビアは混血度が南米でも極めて高い。それでいて、文化的には今もスペインの影響を色濃く残している。ひとつにであるべきものが分裂し、反目し合うものがまたひとつになろうとする矛盾、それをコロンビアという国は内包している。まったく方向の異なるベクトルが、それでも反発せずにひとつの方向に向かって進んでいく、それがコロンビアなのだ。